2011年12月27日火曜日

エヌ・シー・ホールディングス|日本医療事務センターを完全子会社化する計画

日本医療事務センター(東京都千代田区)は9月16日の取締役会でMBOを実施し、株式を非公開化することを決議した。同社の株式取得を目的に設立されたエヌ・シー・ホールディングスが公開株式買い付けを行い、日本医療事務センターを完全子会社化する計画だ。

 エヌ・シー・ホールディングスは世界的な投資グループであるカーライルグループに属する投資ファンドが100%出資している。

 日本医療事務センターでは、現在の株主及び新株予約権保有者に対して、公開株式買い付けへの応募を行うよう推奨している。

 同社は元々医療事務処理請負などの医療関連受託事業、医療事務などの医療関係人材の教育・育成事業を中心に展開してきた。しかし、診療報酬削減などのあおりで医療機関の経営が厳しくなる中で取引先に対するコスト削減圧力が高まり、医療関連受託事業の収益は頭打ち傾向にある。

 こうしたことから、同社は近年では福祉事業に力を入れており、今期だけでも有料老人ホーム等4ヵ所、訪問および通所介護事業所24ヵ所などの開設計画がある。

 今回、株式非公開化を決めた理由として、日本医療事務センターでは「福祉事業は、今後さらなる市場の拡大が見込まれており、当社も積極的な投資を行っている。しかし、その成果が結実するまでには多くの時間を要することが予想される。その間、短期的には新規拠点の開設に伴う投資コスト増などで収益が急速に悪化し、資本市場から十分な評価が得られないこと、株主にマイナスの影響を及ぼす可能性が見込まれる状況にあることを考慮した」としている。
                                            (高齢者新聞10月5日号より)